2024年1月1日に発災した能登半島地震の際には、微力ながらも弊社として何かできないものかと思案し、しかさぽボードやしかさぽバッグ、しかさぽバッグ2号およびしかさぽ災害ボードを現地の歩行訓練士宛に送った。
幸い、石川県金沢市にある施設の歩行訓練士が、歩行訓練士の養成研修時代の同期であり、そこと上手くコンタクトが取れたので、今回の支援物資送付が実現できたわけである、
その中でも最も効果を期待したのがしかさぽ災害ボードである。
黒地に白の線や文字で枠線が引かれており、災害時の特に避難所に集まる情報を書き出す災害報告ボードの白黒反転版である。
白黒反転が有効なのは何もロービジョンケースだけではない。高齢者も晴眼者も同じことで、誰が被災者であっても誰も取り残されない情報の共有化こそがこれからのスタンダードになるべきだというコンセプトで製作した商品である。
揮発性の少ない、かつ揮臭性もない日本理化学工業のキットパスを専用ペンとして採用し、大きめのメラミンスポンジを専用消しゴムとして採用している。何年もの備蓄に耐え、水無で読み書きできる。
使われることのない日々が続くことが嬉しいが、時として災害はやってくる。
平時からの備えとして、BCP対策として、病院やクリニック、学校や施設、企業やオフィスに常設し、避難訓練や有事の際に役立てて頂きたいと思う。


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