寝床には入っていたが、まだ眠りには就いていない浅い時に、突然携帯の地震速報が鳴り響く。

半身を起こしながら、来たる地震に態勢を整えようとした束の間、地震が襲った。

割と揺れも長く感じたが、福岡の宗像は被害がなかった方だと思う。

今回の1番の被害の大きい愛媛と高知(現在は静岡)には、視覚障害リハビリテーションの研修を受けた同期がそれぞれ住んでおり、気がかりではある。特に愛媛は。

今、てんやわんやしていると思うので、頃合いを見てメールを送るとする。

福岡市に住んでいた時にも地震があった。福岡西方沖地震である。当時瓦ぶき屋根だったが、一部が落ち、壁にはラックが入り、それなりに被害はあった。

福岡で地震というとそれを思い出す。20年くらい前だったか。

家の庭を囲うようにブロック塀を敷いていたが、すぐ側が月極の駐車場だったので、父は地震が来るや否や、すぐに飛び出して塀の方に見にいった。幸いなことに、塀は被害がなかった。たかが塀とはいえ、賠償を考えるとホッとしたものだ。

愛媛や高知は、今被害の全容を確認中であるが、結構揺れたので少しでも被害の規模が小さいものになっていてくれたらと祈る。

本当にいつどこでどれくらいの災害が起きても不思議ではないだけに、日々コツコツと災害を想定した準備は進めていこうと思う。

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