一昨日の地震の時、即連絡を取ったのが、1人は震源地に程近い愛媛県に住む歩行訓練研修の同期である。
愛媛県内も松山地区に住居があるこの方は、「ぜんぜん大丈夫」とのこと。
もう1人は、対岸の大分県に住む一人暮らしの当事者で、私の教え子である。10年くらい前、大分の県庁近くにある「長野鍼灸院」に通っていた頃、時々泊まらせてもらっていた。この長野鍼灸院、鍼灸の世界も術式がいろいろあり実に奥の深い世界だが、その中でも全国に名を知らしめた「長野式鍼灸」の総本山である。…というとすごいビルで施術台が無数にあって、多くのお弟子さんがいて…と思われるかと思うが、古びた小さな鍼灸院で、小ちゃな受付に、施術台が数台、今はお孫さんもされていると思うが、私が通っていた頃は、息子さん1人で切り盛りしていた。
話の脱線がてらに、この長野式鍼灸の鍼、全然響かないのである。
割と多いのが鍼を打ち、雀啄とかすると身体の奥で「ズーン」とする。これを「効いている」と表する鍼灸師もいる。しかしながら、長野式鍼灸は響かないどころか、切皮すらわからない(鍼が身体に入る時)。雀啄をしだして、鍼が入っていることに気づく。で、終われば、スッキリ爽やか、楽になっている。これには、初めての時は驚いた。
話を戻そう。
大分市内に住むかつての訓練生宅は、物が落ちたくらいで地震は大丈夫だったとのこと。良かった。
長野式鍼灸も何年かハマって通った。でもやはり、大分は遠く、その後は入江式の鍼灸にハマることになるが、その件はまた今度。

コメントを残す