先日、このブログを執筆する目的で自宅近くのカフェでコーヒーを飲んでいた。
携帯に一本の電話があり、発信元は以前からお世話になっている全盲の鍼灸師さん。
電話の先では、「ダブルタップで電話に出ることができなくなった」というのである。
これはiPhoneでボイスオーバーを使用時に使う操作方法で、電話に出る時、画面上を指二本でダブルタップするとかかってきた電話をとることができる。
そんなトラブル、聞いたことないけど…と思いながら、相手も急いでいる様子なので、二つ返事でOKし、そそくさとカフェを後にした。
ケース宅に行ってみると、ホーム画面がなんなのか、指紋認証がうまくいかない、パスコードフィールドの操作がおぼつかないなど、ダブルタップ以前の課題が山積していたので、一つ一つ絡まった糸を解き解くように、課題解決に導いて行った。
結果、ケースとしても満足したようで、2時間ほどの訓練だったが無事に役割を終えてホッとしたところである。
電話先で色々聞かれ、答えもするが、やはり実際に行って様子を見て確認しなければ、ケース自身の思い過ごしだったり、勘違いだったりと共通認識のずれがあって、課題解決に向かうことができないことも多い。
今回は出先での訓練対応であったが、全部入りのバッグを持って出ていたので対応ができた。いつでもスクランブル発進できるよう心がけていたことが幸いした出来事であった。

コメントを残す