どこの内科医に相談しても、訴えても相手にしてもらえず、決まってニコニコしながら、消化剤をくれていたそうだった…

そんな3年が過ぎた頃、「♯7119」を伝えると電話をかけるという母。あれこれ伝えた先に、地域の急患センターを紹介してくれた。

風呂上がりの父を捕まえて、急患センターに向かう母。

急患センターでは地域の病院への紹介状を書いてくれたそうだ。

翌日、その病院へ向かう。日付は土曜日。当直医の日である。

その当直医がハッと思い、造影剤を入れてのCTで検査をしてくれた。そこで見つかったのは左の腎臓とは比べ物にならないくらい膨れ上がった右の腎臓であった。父曰く、素人目にもわかるほどだったという。その当直医、痛みの原因はこれかもしれませんね。

後日、浜の町病院で腎臓癌の診断が下った。骨転移も心配されたが、検査の結果それは見られないと。それでも右腎臓は摘出になった。

癌のステージ1。骨転移していればステージは一気に4に上がる。それだけに家族や妹家族も安堵が広がった。

手術日は来月末。もう少しある。今少しずつ入院のグッズを買い揃えているところである。

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