昨日、母の癌によって数倍に腫れ上がった右腎臓の摘出手術があった。麻酔前からの付き添いで、しかも手術が3時間も遅れての開始で、全ての処置まで含めると3時間ぐらいだったので、浜の町病院に一日中いた事になる。
本人に比べ、今も身体のあちらこちらに残るコリは大したことはないのはわかっているが、家族3人あれこれと時間を持て余しながらも、耐えた1日だった。
術後、執刀医が摘出した右腎臓を見せてくれた。まずはその大きさに驚く、正常時に比べ癌によって数倍に腫れ上がった腎臓である。こんな大きさの臓器が激しい痛みを発していたのならば、そりゃ痛いはずだと。加えて表面の2/3は覆い尽くそうとしている黒い癌細胞である。癌細胞を間近に見たことがなかったので、これにも言葉を失う。
執刀医によれば、今回の手術で体内の癌細胞は全て取り尽くしたと思いますと。
これが大きな第一歩に過ぎなくても、母の腎臓を見て安心感を覚えたのは確かである。
執刀医は、この摘出した臓器を検査して今後の治療方針を決めると。先の見えない道に迷い込んだかもしれないが、家族一丸となって取り組んでいこうと思う。

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