しかさぽはこれまで、福岡県教育センターが主催するミドルリーダー養成講座において、情報分野の講師として延べ8回、足かけ16年にわたり関わらせていただきました。特別支援教育の中堅教員の皆さまを対象に、視覚に障害のある子どもたちの学びを支えるICT活用についてお伝えしてきた実績があります。
講座では、音声読み上げソフトを搭載したPCや、VoiceOver機能を活用したiPadなどを実際に操作していただき、「見えにくさのある子が、どうやって“学ぶ”のか」を実感していただく体験型の構成が好評でした。
「触ってみて初めて気づいた」「明日からできる工夫が見えた」
そんな声が多く聞かれ、ICTが“特別な支援”ではなく、日常的な配慮と可能性を広げるツールであることを、先生方と共有してきた時間でもありました。
残念ながら、今年度は講師依頼が見送りとなりましたが、視覚支援におけるICT活用の重要性は今も、そしてこれからも高まっていくと感じています。 特にタブレット端末やChromebookの導入が進む中で、「どう活用すれば、見えにくさをカバーできるか」は、多くの教育現場にとってこれからのテーマになるはずです。
しかさぽは今後も、実践に根ざした提案と体験を通じて、「情報へのアクセスが保障された教室づくり」を支えていきたいと考えています。いつでも、現場の先生方とご一緒できることを楽しみにしております。

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