見えにくくなっても、
歩く力を取り戻したい。
自分の足で、一歩を踏み出したい。
――そう願う“仲間”が、今も全国にいます。
けれど現実は、あまりにも厳しい。
歩行訓練士という専門職がいなければ、
白杖の使い方も、音の頼り方も学ぶ機会すらありません。
2024年時点で、全国に歩行訓練士はわずか189人。
1人も配置されていない県もあります。
「訓練を受けたくても、2年待ち」
「この地域では、支援そのものが存在しない」
そんな声が、私たちのもとにも寄せられています。
誰かが受けられる支援を、
別の誰かが受けられない。
それは“個人の運”ではなく、“仕組みの不備”です。
だからこそ、今こそ声を重ねたいのです。
「私にも、訓練が必要だった」
「今、歩けずにいる仲間がいる」
そう語ることで、制度の見直しと人材の育成に繋げていく。
当事者の声が社会を動かす力になることを、
私たちは知っています。
どこに住んでいても、
どんな状況にあっても、
「歩きたい」と願う仲間が、
等しく支援を受けられる社会を目指して。
支援が“届く仕組み”を、共につくりましょう。


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