視覚に障害がある方が「自分の足で歩きたい」と思ったとき、最も必要なのは“歩く力”を育ててくれる歩行訓練士の支援です。
しかし福岡市では、限られた人数の訓練士しか配置されておらず、実際に訓練を受けられるのはごく一部。
「2年待ち」と言われ、結局諦めてしまった方もいます。訓練を受けられない“その間”に、体力や意欲が低下し、社会とのつながりが遠のいていく。その損失は、数値では測れません。
支援が届かないのではなく、届く前に心が折れてしまう――それが現場で起きていることです。
「待つことが支援」ではないと、行政も社会も真剣に向き合う必要があります。ひとりでも多くの“歩きたい”に応える体制づくりが求められています。


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