交差点で止まってしまった日。

点字ブロックがなかった夜道。

見えないことよりも、誰にも「怖い」と言えないことがつらかった。

歩行訓練を受けたのは、視覚障害者全体のわずか1〜2%。

だから、自分だけがわからないんじゃないかと、不安だった。

でも――

少しの知識で、ほんの数回の練習で、

「歩ける」「選べる」「安心できる」ようになった。

支援は、恥ずかしいことじゃない。

歩行訓練は、がんばらなくても使っていいもの。

今、同じように迷っている人がいたら伝えたい。

あなたの不安は、あなただけのものじゃないって。

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