視覚障害があっても、自分らしく移動し暮らすために――歩行訓練は欠かせない支援のひとつです。

しかし現場では今、大きな課題と可能性が同時に浮かび上がっています。

一つは、支援者の不足です。地方では歩行訓練士の人数が限られ、待機期間が長くなるケースも増えています。必要なのに届かない支援が、まだ多く残っています。

一方で、AI技術が着実に進化しています。音声ナビ、障害物検知、画像認識アプリなど、日々の生活をサポートするツールが次々と登場しています。これらを活用すれば、「訓練の前段階」や「訓練後の自立維持」の選択肢が広がるかもしれません。

ただ、すべての技術が万能なわけではありません。使いこなすための訓練や、導入時の不安を解消するサポートも欠かせません。だからこそ、しかさぽは「技術と支援の架け橋」になりたいと考えています。

これからの歩行訓練は、技術も活かしながら「当事者の主体性を育てる訓練」へと進化していくはずです。私たちも、一緒にその未来を作っていきたいと思います。

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