~“比べられない場所”がほしい~
「がんばってないんじゃなくて、がんばってるのに見えないだけ」
視覚障害のある若者がふと漏らした言葉が、ずっと頭から離れません。
周囲はよかれと思ってアドバイスをくれるけれど、「まだできないの?」「もっと努力しないと」と言われ続けると、心が疲れていきます。
しかさぽに来ると、「できることを見てくれる」って、彼は言いました。
手引きで歩いた数歩、音声読み上げを試した時間、そういう小さなチャレンジをちゃんと見つけてくれる。
「がんばってるね」って言ってもらえる。
比べられない場所。急かされない空間。
それは、安心して“がんばれる”ために必要な支援のかたちかもしれません。
私たちは、「できるを見つける力」を育てる支援で、誰もが自分のペースで進める世界を目指したいと思っています。


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