~“支援”がプレッシャーになる前に~
「この子の将来のために」と思ってやっていることが、いつの間にか「今のこの子」にとっては重荷になっていないか――。
視覚に障害のある子どもを育てる親として、そんな問いを胸に抱えることがあります。
しかさぽの支援現場でも、親御さんの焦りや不安が強いと、子どもが「期待に応えなきゃ」と背伸びしすぎてしまう場面があります。
でも実は、一歩踏み出すきっかけになるのは、「やれたね」「今日もがんばったね」という“いま”を受け止める言葉だったりします。
本人のタイミングを信じて、本人が「できた」と思える感覚を大切にする。
それが、結果的に遠くまで歩ける力を育てるのだと思います。
子どもに寄り添うというのは、指示を出すことでも、先回りすることでもない。
その子の“いま”を一緒に見つめること。
しかさぽは、そんな支援者の在り方を、親御さんと一緒に考えていきたいと思っています。


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