福祉の現場でも、こんな光景は珍しくありません。
「この書類、ちゃんと何度も確認した?」と念を押す50代の職員と、「とにかく動いて現場の声を早く届けたい」と焦る30代。
その根っこには、仕事に対する“世代ごとの価値観の違い”があります。
50代は、ミスをしないことを最優先に丁寧な仕事を心がけてきた世代です。ミスは「信用を失う」と教えられ、何重にも確認することが当たり前。しかし30代には、それが“非効率”や“時代遅れ”に見えることもあるのです。
このギャップ、福祉の現場においても大きな壁になることがあります。報告のタイミング、ICT活用、意思決定支援のアプローチ——どれを取っても、価値観のずれは現場の温度差を生みやすいのです。
でも、だからこそ大切なのは、「互いの強みを認め合うこと」。
50代の持つ経験値と正確性。30代の持つ柔軟性とスピード感。そのどちらも、利用者の“今”を支える力になります。
しゃかさぽでは、世代を超えて学び合う姿勢を大切にしています。
世代の違いを壁ではなく、橋に変えて。
“ミスをしない”と“すぐに動く”の間に、ちょうどいいバランスを探っていきましょう。


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