「できない」と口にするのは、弱さでしょうか?

私たち支援職にとって、この問いはとても大切です。日々の現場で感じるのは、むしろ「できない」と言える人ほど、その後の変化や成長のスピードが速いということ。これは、成果を出すビジネスパーソンにも通じる共通点だと感じます。

たとえば、苦手なことを無理に克服しようとせず、得意な人に任せる決断ができる人。できるフリをせず、自分の限界を素直に認められる人。そうした人ほど、周囲と協働し、成果につなげているのです。

支援現場でも同様に、「助けて」と言えることは立派な力です。自己理解のうえに成り立つ「助けを求める力」は、単なる依存ではなく、自立への第一歩。そして、福祉の原点でもある「その人らしい暮らし」を支える鍵でもあります。

しゃかさぽは、「できない」と言える勇気を大切にしています。私たち自身もまた、すべてを一人で抱え込まず、「できる人に頼る」「一緒に考える」姿勢を貫いていきたい。そうすることで、支援も、社会も、もっと温かくなると信じています。

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