支援の仕事は、「誰かを支える」営みであると同時に、「自分を保つ」ことが求められる専門職でもあります。けれど、現場では「がんばりすぎてしまう支援者」が少なくありません。「自分がやらなければ」「まだ大丈夫」と無理を重ねてしまう声、私たちも耳にします。

けれど本当に大切なのは、支援者自身が「できない」と認める力を持つこと。それは、支援を放棄することではありません。むしろ、自分の専門外や限界をきちんと線引きし、必要な資源につなげたり、チームに相談したりすることこそが、プロとしての責任ある姿勢なのです。

「できない」と言えるからこそ、必要な情報を取りに行ける。専門職として、自分の役割に集中できる。時には、他の支援者に任せる判断が、利用者にとって最良の支援になることもあります。

私たちしゃかさぽも、「自分たちだけですべてを背負わない」ことを大切にしています。仲間と補い合い、時に立ち止まりながら、一歩ずつ進んでいく。そうした支援者のあり方こそ、長く続ける秘訣であり、温かな支援を届ける土台になると信じています。

支援者だって、一人の人間。「できない」と言えるあなたは、立派な専門職です。

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