「働けど報われず」「努力しても結婚も子育ても叶わない」──それが団塊ジュニア世代の現実です。彼らは“団塊の世代”というボリュームゾーンを親に持ち、バブル崩壊と同時に社会に出ていきました。就職氷河期に翻弄され、非正規雇用に甘んじ、家庭を持てず、気づけば「見捨てられた世代」として静かに老いていこうとしています。

けれども、それは本当に“自己責任”なのでしょうか? 社会の構造そのものが、彼らを「切り捨てて」きたのではないでしょうか?

今、団塊ジュニアが高齢期を迎え始め、生活保護や介護支援、地域とのつながりなど、新たな福祉課題として浮上しています。孤立を防ぐネットワークや、就労・生活支援の再構築は急務です。

「中年単身」「ケアなき独居高齢者」となる前に、地域でできる声かけ、つながりのきっかけを育てていく。それが、福祉の役割であり、しゃかさぽが目指す“誰も取り残さない支援”の形でもあります。

イメージ画像です。

コメントを残す