今日は、初めての歩行訓練に臨まれた方との一日。
白杖の持ち方、構え方、振り方――基本の一つひとつを確認していきます。初めてとは思えないほど、振り幅も安定していて、リズムも自然。まるで長く練習してきたかのような落ち着きぶりに、こちらも驚かされました。
外はあいにくの雨。それでも、建物のエントランスを活用して歩行訓練を実施しました。足音や杖先の感触、周囲の反響音。屋内だからこそ感じられる情報を頼りに、一歩一歩、確かめながら進みます。
訓練の合間、ふとこんな言葉がこぼれました。
「音声パソコンの訓練も受けてみたい」
「iPhoneの使い方も覚えたい」
実は、やってみたいことがたくさんあったのです。
初めての歩行訓練は、ただ「歩く技術」を身につける時間ではありません。新しいことに挑戦する自信が芽生え、「これもやってみたい」という意欲を引き出すきっかけにもなります。
しゃかさぽは、歩行訓練だけでなく、音声パソコンやスマートフォンの活用など、暮らしの幅を広げるための多様なサポートを行っています。今日のように、小さな一歩が大きな可能性につながる瞬間を、これからも大切にしていきたいと思います。


コメントを残す