先日、歩行訓練の合間に喫茶店へ立ち寄ったときのことです。同行していた方が白杖をどこに置こうかと迷っていました。テーブルの上は邪魔になるし、かといって床に直に置いてよいものか…持ち続けているのも落ち着かない。白杖は日常生活に欠かせない大切な道具ですが、外出先では「置き場」に困ることが少なくありません。

そこで思い出したのが、傘や杖をテーブルや椅子に簡単に固定できるグッズ「ぴたっシュ」です。クリップのように挟むだけで杖をしっかり保持でき、転がったり床に倒れたりする心配がありません。白杖も同じように固定できるのでは?と思いついた瞬間、まさに「妙案だ!」と膝を打ちました。

次回の訓練のときには、この「ぴたっシュ」を実際に持っていこうと決めました。喫茶店やレストラン、待合室など、外出先で白杖をスマートに置ける安心感は、生活の質を少し高めてくれるはずです。訓練での使い心地や利用者の反応がどうか、とても楽しみです。

日常の小さな「困りごと」に気づき、それを解決する工夫を持ち寄ることで、外出がもっと快適になっていきます。白杖は「歩くための道具」であるだけでなく、「生活を支える道具」でもある。そうした気づきから新しいサポートの形が広がっていくのだと思います。

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