Windows11アップデート時の“再起動できない問題”への工夫

Windowsを使っていると、アップデート後に「再起動待ち」状態になり、普段のシャットダウンや再起動が選べなくなる場面に遭遇したことはありませんか。特にWindows11になってから、この状態に出会う方が増えているようです。実は私のところにも「どうすればいいのか困っている」という声が寄せられました。

そんな中、視覚障害当事者でパソコンサポーターとして活動されている方から、実際に行っている手順を教えていただきました。手順はとてもシンプルで、画面に頼らなくても操作できる工夫がなされています。

まず、Windowsキー＋Xを押してメニューを開きます。次に上下キーで「シャットダウンまたはサインアウト」を選び、Enter。ショートカットとして「U」キーでも選択できます。ここで「更新して再起動」あるいは「更新してシャットダウン」を矢印キーで選び、Enterを押すだけ。

ただし注意点として、「更新してシャットダウン」を選んでも結局は再起動される仕様のようです。完全に電源を切りたいときには少し戸惑いますが、それでも操作自体は確実に進められます。

このように、経験者からの工夫はとても実用的です。視覚に障害があっても使いやすい方法は、誰にとっても便利な知恵になります。ちょっとしたショートカットを知っているだけで、「困った」を「安心」に変えられる。日々のサポート活動の中で生まれるこうした工夫を、これからも共有していきたいと思います。