ついに、自動運転の歴史が大きく動こうとしています。2026年、世界で初めて「個人が所有できるレベル4自動運転車(ロボカー)」が納車される予定です。これまでの自動運転車は企業や自治体が運用する実証実験が中心でしたが、ついに「自分の車」として完全自動運転を体験できる時代が訪れます。
レベル4とは、特定の条件下で人の操作を一切必要とせず、車両がすべての運転を担う段階を指します。緊急時にもドライバーが介入しない設計で、システムが走行・停止・回避の判断を自動で行う、いわば“真の自動運転”に近い技術です。
開発には日本の自動車メーカーとIT企業が協働。AIによる高精度の周囲認識と地図データのリアルタイム更新技術を組み合わせ、安全性と利便性を両立させています。これにより、高齢者や障害のある方の移動支援、過疎地域の交通手段確保、交通事故の減少など、社会インフラとしての役割が期待されています。
一方で、走行できるエリアはまだ限定的で、法律や保険制度の整備もこれからの課題です。それでも、この一歩は「移動の自由」を誰もが享受できる社会への大きな転換点。運転免許に頼らず、安全に移動できる未来は、福祉や地域づくりの視点から見ても希望の光です。しゃかさぽとしても、この技術の進化を「自立支援の新しい形」として注目していきたいと思います。


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